事例

アルスバイ・アリ様、イエメン・カフェ

April 27, 2022

ブルックリンの「イエメン・カフェ」は、レストランだけでなく、ときには安全な避難所にもなります。

ブルックリンを代表するカフェ「イエメン・カフェ」。共同経営者兼マネージャーのアリ・アルスバイ氏に、コロナ禍での、文化の共有、コミュニティの活性化、そしてフードデリバリーのあり方についてお話をお聞きしました。

「イエメン・カフェ」共同経営者兼マネージャー アリ・アルスバイ氏
画像出典:イエメン・カフェ


ブルックリンの中東系コミュニティをつなぐ

”私の父ヤヒア・アルスバイと叔父ムタナ・ナシールは、1986年、ブルックリンにてイエメン・カフェを創業しました。中東からはじめてアメリカに来た人たちにとって、新しい文化や環境になじむことは大変なことでした。

中東の人たちが自分たちのコミュニティとつながれる場所を必要としていることを知り、イエメン・カフェは彼らと故郷をつなぐ場所になったのです。

私たち家族は、イエメン料理を通じて彼らの心やすらげる場所にしただけでなく、住まいやコミュニティ、そしてアメリカでの生活をスタートさせるための資金を提供しました。私たちは、彼らの胃袋だけでなく、人生を満たしていたのです。

創業当時から、父と叔父はコミュニティーに恩返しをすることに力を注いできました。彼らは、お金を稼ぐことよりも、人々を助け、胃袋を満たし、必要なものを持たせてあげることを望んでいたのです。

今日に至るまで、私たちは何があっても恩返しをする。それが、私たちが一番大切にしていることです。”

ブルックリンのアトランティック・アベニューにあるイエメン・カフェは、ハニース(口の中でとろけるようなラム肉をじっくりローストし、ライスとポテトと一緒に食べる料理)で世界的に有名な店です。イエメン料理はボリュームがあるため、みんなでシェアしていただきます。

ラム・ハニース
画像提供元:イエメン・カフェ


”私たちの文化では、ひとつの大きなお皿から4〜5つのコースをシェアします。みんなで輪になり、真ん中にある料理を食べる。これは文字通り、人と人を結びつけるものです。この食べ物の分け方は独特ですが、とても気に入っています。”

料理を共有し、故郷のコミュニティをつないでいるレストランにとって、新型コロナウイルス感染症は、彼らの伝統や文化にも影響を与えたのです。

”新型コロナウイルスが発生したときはとてもショックでした。コロナウイルスが増加していることは知っていましたし、屋内での食事がテイクアウトとデリバリーだけになるというニュースも聞いていました。

市の職員は前日の夜、何の予告もなくレストランのオーナーに、午後8時までに屋内ダイニングはテイクアウトとデリバリーのみ利用できなくなると伝えていました。ところが、市はレストランのオーナーに、翌日から屋内レストランを利用できなくするように命じたのです。

レストランにはすでにお客様がいて、予約も入っていましたし、その日はとても忙しい一日だったので、とんでもないことが起きたと感じました。それから数週間、私たちはレストランに誰も入れないことに喪失感を抱いていました。多くのお客様は、お店の雰囲気やサービス、そして何よりもおいしい料理が好きで、お店で食事をすることを楽しみにしています。”

伝統と革新のバランス

アリ・アルスバイ氏は、家業を発展させるため、新しい方法を常に模索している革新的な人物です。大学卒業後、マーケティングの仕事をスタート。彼はマーケティングの知識を活用してイエメン・カフェをサポートできることに気づきましたが、年配の世代に新しいことを説得をするのは簡単ではありませんでした。

”イエメン・カフェは30年以上の歴史があります。私の父が創業した当時は、一貫性とクオリティーに重点を置いていました。イエメン・カフェでは、お客さまに本物の新鮮なイエメン料理を食べていただきたいと考えています。高品質の食材を仕入れ、それが料理の質を高め、本物の味を保つことにつながるからです。

よくある話ですが、経営がうまくいきはじめると、もっと儲けようと品質や食材を変えてしまうことがありますよね。昔ながらのやり方があるからこそ、私たちの料理は素晴らしいのですが、ビジネスの他の部分では昔ながらのやり方に頼ってはいけないのです。

私の父と叔父はリスクをとりたがらないため、『すべてがうまく回っていればそれでいい』と考えています。そのため私はレストランの新しいアイデア・新しい支援方法・より良いサービスを開発することに専念しています。”

アリ・アルスバイ氏は、このパンデミックをきっかけに、ビジネスの推進とコミュニティーの構築の両面で、革新的なアイデアを実践していくことになりました。

イエメン・カフェのデリバリー事業をハブスターで効率化

”以前からデリバリーはしていましたが、コロナ禍で本腰を入れて、デリバリーに力を入れていくため、今まで以上により良い方法を考える必要がありました。

店内では、ウーバイーツをはじめとする各社さまざまのタブレットが4、5台ぶら下がっていて、厨房に注文を叫んだり、POSシステムに打ち込んだりしていました。

あるとき、ハブスターのことを知り、デモを試してみたところ、すぐにその利便性を実感しました。ハブスターは、すべてのタブレットを1台のタブレットと1台のプリンターにまとめてくれるので、何も心配することがありません。

もう誰も厨房に向かって大声で叫んだり、POSシステムに入力するのに時間を取られることも、注文を逃すこともありません。それに、サポートはどこにも引けをとりません。

1日の終わりには、販売した商品の数とその内容を正確に把握することができました。”

"ハブスター にはさまざまな機能がありますが、シンプルで操作しやすく、年配の方でも使いやすいです。デリバリーを成功させるために必要なものが、1台のタブレットにまとまっているため、複雑なオンライン注文を気にすることなく、料理とコミュニティに集中する自由が得られます。"

ハブスターに登録したアリ・アルスバイ氏とイエメン・カフェは、配達を通じてコミュニティ社会に貢献し、支援する力を得ました。そして、コミュニティも彼らを支援したのです。

”パンデミックのとき、ニューヨークは中小企業のために力を尽くしてくれました。私たちのコミュニティは、決して私たちを見捨てなかったし、私たちも彼らを見捨てなかった。私たちはどんな状況でも、恩返しをすることに専念してきました。人を助けるということは、私たちの文化では当たり前のことなのです。”

イエメン・カフェ コロナ禍でのギブバック(恩返し)
画像提供元:イエメン・カフェ


カフェを支えるコミュニティをサポート

新型コロナウィルスがニューヨーカー、特に救急隊員に与えている影響に、アリ・アルスバイ氏とイエメン・カフェの家族は行動を起こすことにしました。

”私たちは、食事を通じて救急隊員をサポートするために、ポケットマネーで彼らを支援することにしました。病院や消防署、警察など、パンデミックに見舞われた地域社会を支えている人たちに食事を寄付したのです。

イエメン料理は、やすらぎを与え、コミュニティを形成するものです。コロナ禍で、私たちの安全を守るために毎日命をかけて働いてくれている人たちに、私たちは感謝の気持ちを伝えることができました。

徐々に私たちの活動を知り、サポートしてくれる人も増えていきました。そして、今では多くのスポンサーが、私たちの活動を支援してくれるようになったのです。私たちの文化は、他者を高めることにあります。一度、誰かを助ければ、将来、あなたのところにも助けが来るのです。”

イエメン・カフェ コロナ禍でのギブバック(恩返し)
画像提供元:イエメン・カフェ


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アルスバイ・アリ様、イエメン・カフェ

ブルックリンを代表するカフェ「Yemen Café(イエメンカフェ)」。コロナ禍でも、文化を分かち合い、コミュニティを盛り上げ、フードデリバリーでおもてなしをしています。

ブルックリンの「イエメン・カフェ」は、レストランだけでなく、ときには安全な避難所にもなります。

ブルックリンを代表するカフェ「イエメン・カフェ」。共同経営者兼マネージャーのアリ・アルスバイ氏に、コロナ禍での、文化の共有、コミュニティの活性化、そしてフードデリバリーのあり方についてお話をお聞きしました。

「イエメン・カフェ」共同経営者兼マネージャー アリ・アルスバイ氏
画像出典:イエメン・カフェ


ブルックリンの中東系コミュニティをつなぐ

”私の父ヤヒア・アルスバイと叔父ムタナ・ナシールは、1986年、ブルックリンにてイエメン・カフェを創業しました。中東からはじめてアメリカに来た人たちにとって、新しい文化や環境になじむことは大変なことでした。

中東の人たちが自分たちのコミュニティとつながれる場所を必要としていることを知り、イエメン・カフェは彼らと故郷をつなぐ場所になったのです。

私たち家族は、イエメン料理を通じて彼らの心やすらげる場所にしただけでなく、住まいやコミュニティ、そしてアメリカでの生活をスタートさせるための資金を提供しました。私たちは、彼らの胃袋だけでなく、人生を満たしていたのです。

創業当時から、父と叔父はコミュニティーに恩返しをすることに力を注いできました。彼らは、お金を稼ぐことよりも、人々を助け、胃袋を満たし、必要なものを持たせてあげることを望んでいたのです。

今日に至るまで、私たちは何があっても恩返しをする。それが、私たちが一番大切にしていることです。”

ブルックリンのアトランティック・アベニューにあるイエメン・カフェは、ハニース(口の中でとろけるようなラム肉をじっくりローストし、ライスとポテトと一緒に食べる料理)で世界的に有名な店です。イエメン料理はボリュームがあるため、みんなでシェアしていただきます。

ラム・ハニース
画像提供元:イエメン・カフェ


”私たちの文化では、ひとつの大きなお皿から4〜5つのコースをシェアします。みんなで輪になり、真ん中にある料理を食べる。これは文字通り、人と人を結びつけるものです。この食べ物の分け方は独特ですが、とても気に入っています。”

料理を共有し、故郷のコミュニティをつないでいるレストランにとって、新型コロナウイルス感染症は、彼らの伝統や文化にも影響を与えたのです。

”新型コロナウイルスが発生したときはとてもショックでした。コロナウイルスが増加していることは知っていましたし、屋内での食事がテイクアウトとデリバリーだけになるというニュースも聞いていました。

市の職員は前日の夜、何の予告もなくレストランのオーナーに、午後8時までに屋内ダイニングはテイクアウトとデリバリーのみ利用できなくなると伝えていました。ところが、市はレストランのオーナーに、翌日から屋内レストランを利用できなくするように命じたのです。

レストランにはすでにお客様がいて、予約も入っていましたし、その日はとても忙しい一日だったので、とんでもないことが起きたと感じました。それから数週間、私たちはレストランに誰も入れないことに喪失感を抱いていました。多くのお客様は、お店の雰囲気やサービス、そして何よりもおいしい料理が好きで、お店で食事をすることを楽しみにしています。”

伝統と革新のバランス

アリ・アルスバイ氏は、家業を発展させるため、新しい方法を常に模索している革新的な人物です。大学卒業後、マーケティングの仕事をスタート。彼はマーケティングの知識を活用してイエメン・カフェをサポートできることに気づきましたが、年配の世代に新しいことを説得をするのは簡単ではありませんでした。

”イエメン・カフェは30年以上の歴史があります。私の父が創業した当時は、一貫性とクオリティーに重点を置いていました。イエメン・カフェでは、お客さまに本物の新鮮なイエメン料理を食べていただきたいと考えています。高品質の食材を仕入れ、それが料理の質を高め、本物の味を保つことにつながるからです。

よくある話ですが、経営がうまくいきはじめると、もっと儲けようと品質や食材を変えてしまうことがありますよね。昔ながらのやり方があるからこそ、私たちの料理は素晴らしいのですが、ビジネスの他の部分では昔ながらのやり方に頼ってはいけないのです。

私の父と叔父はリスクをとりたがらないため、『すべてがうまく回っていればそれでいい』と考えています。そのため私はレストランの新しいアイデア・新しい支援方法・より良いサービスを開発することに専念しています。”

アリ・アルスバイ氏は、このパンデミックをきっかけに、ビジネスの推進とコミュニティーの構築の両面で、革新的なアイデアを実践していくことになりました。

イエメン・カフェのデリバリー事業をハブスターで効率化

”以前からデリバリーはしていましたが、コロナ禍で本腰を入れて、デリバリーに力を入れていくため、今まで以上により良い方法を考える必要がありました。

店内では、ウーバイーツをはじめとする各社さまざまのタブレットが4、5台ぶら下がっていて、厨房に注文を叫んだり、POSシステムに打ち込んだりしていました。

あるとき、ハブスターのことを知り、デモを試してみたところ、すぐにその利便性を実感しました。ハブスターは、すべてのタブレットを1台のタブレットと1台のプリンターにまとめてくれるので、何も心配することがありません。

もう誰も厨房に向かって大声で叫んだり、POSシステムに入力するのに時間を取られることも、注文を逃すこともありません。それに、サポートはどこにも引けをとりません。

1日の終わりには、販売した商品の数とその内容を正確に把握することができました。”

"ハブスター にはさまざまな機能がありますが、シンプルで操作しやすく、年配の方でも使いやすいです。デリバリーを成功させるために必要なものが、1台のタブレットにまとまっているため、複雑なオンライン注文を気にすることなく、料理とコミュニティに集中する自由が得られます。"

ハブスターに登録したアリ・アルスバイ氏とイエメン・カフェは、配達を通じてコミュニティ社会に貢献し、支援する力を得ました。そして、コミュニティも彼らを支援したのです。

”パンデミックのとき、ニューヨークは中小企業のために力を尽くしてくれました。私たちのコミュニティは、決して私たちを見捨てなかったし、私たちも彼らを見捨てなかった。私たちはどんな状況でも、恩返しをすることに専念してきました。人を助けるということは、私たちの文化では当たり前のことなのです。”

イエメン・カフェ コロナ禍でのギブバック(恩返し)
画像提供元:イエメン・カフェ


カフェを支えるコミュニティをサポート

新型コロナウィルスがニューヨーカー、特に救急隊員に与えている影響に、アリ・アルスバイ氏とイエメン・カフェの家族は行動を起こすことにしました。

”私たちは、食事を通じて救急隊員をサポートするために、ポケットマネーで彼らを支援することにしました。病院や消防署、警察など、パンデミックに見舞われた地域社会を支えている人たちに食事を寄付したのです。

イエメン料理は、やすらぎを与え、コミュニティを形成するものです。コロナ禍で、私たちの安全を守るために毎日命をかけて働いてくれている人たちに、私たちは感謝の気持ちを伝えることができました。

徐々に私たちの活動を知り、サポートしてくれる人も増えていきました。そして、今では多くのスポンサーが、私たちの活動を支援してくれるようになったのです。私たちの文化は、他者を高めることにあります。一度、誰かを助ければ、将来、あなたのところにも助けが来るのです。”

イエメン・カフェ コロナ禍でのギブバック(恩返し)
画像提供元:イエメン・カフェ


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